この記事は、脱サラを目指して活動している私が、今後株式投資を始めようと思ってる人に対してメリット、デメリットをまとめたものです。
資産運用をしようと思ってる人で株式投資が気になってる人は最後まで読んでください。
個人的には「かなりおすすめなので、やった方がいい」と思います。
では説明していきます。
現在の日本では、経済が成長してしまったので銀行にお金を預けても利子はほとんどつきません。
なので、貯金をしててもお金は増えないということです。
お金が増えないとはどういうことかというと、銀行にお金を預けると損をしていることになります。
銀行にお金を預けると0.01%程度の利子がつきますが、日本の物価上昇率は2018年で1%なので利子以上に、物価は上がっています。
例えば電気1キロワットの使用料金を参考に考えてみます。
1970年は約10円で使えていたのに、2010年は約18円出さないと使えないのです。
約1.8倍も高くなっているのです。
そこで、自分の資産は自分で守らないといけません。
自分の資産を守る方法はいくつかありますが、私は株式投資をしています。
今回は株式投資のメリット、デメリットについて話していきます。
目次
株式投資のメリット
売却益で利益が出る
株式投資の1番のメリットと言えば、売却益で利益が出ることです。
株をやったことがない人でもイメージできると思いますが、買った値段より売った値段の方が高くなることです。
株は基本的には100株単位で買うことになります。
買おうと思ってる株の値段(1株)×100=購入金額となります。
1株株の値段は、数円から数万円まで幅広くあります。
例えば、1株100円の株を買おうと思った場合は、100円×100株=1万円
となり、あなたが用意するお金は1万円となります。
その株を欲しい人が増えてくると、株の値段が上がっていき200円になったとします。
そこであなたが買った100株を売却すると、
200円×100株=2万円
となり、あなたの利益は
2万円(売った値段)−1万円(買った値段)=1万円
です。
これが株式投資でお金が増える仕組みです。
株を売り買いするのに手数料がかかりますが、今回はイメージしやすいように省きます。
デイトレーダーのように、何度も取引をしない人は特に気にするような値段ではありません。(証券会社や取引金額にもよりますが数百円です。)
配当金が貰える
会社の株を持ってると、配当金が貰える会社がいくつかあります。
配当金と言うのは、会社の利益を株主に還元すると言うものです。
配当金が貰えるタイミングは企業によって異なりますが、一般的には決算の時です。
2018年3月期には、8.8兆円もの配当金が支払われています(出典:松井証券)
配当金を貰える権利があれば、1株数円〜数十円の配当金が貰えます。
例えば、あなたがJT(日本たばこ協会)の株を100株持ってるとします。
JTは1年に2回配当金を配る傾向が強い会社で、2018年6月、12月にそれぞれ75円の配当金を下っています。
年間配当金=100株×75円×2回=1万5000円
になります。
その中から税金(約20%)が引かれるので、手元にくるお金は1万2000円となります。
配当控除という制度があるので、その制度を適用すればお金が戻ってくる人もいます。
話を戻して、JTの最低購入金額は約26万円なので、26万円で株を購入すると1万2000円もらえることになります。
銀行に26万円預けていても年間100円も増えません。
配当金の金額は、持っている株の数に比例します。当然多くの株を持っている方が配当金が多くなります。
JTの株を200株(約52万円)持ってるとすると、年間配当金は税引き後2万4000円貰えるということです。
貰い方は、証券会社の口座に振り込まれることが多いです。
他には、企業が企業から◯周年などにも特別配当と言って、配当金が配られることがあります。
特別配当といっても、名前が違うだけで貰える仕組みは配当金と同じです。
配当金は株価とは別物なので、株価が下がるのと配当金がもらえないわけではありません。
配当金が少なくなる時は、企業の業績が関係しています。
ちりも積もれば、、、となり、配当金が貰えると結構嬉しいです。
株主優待が貰える
株主優待という言葉は聞いたことがあると思います。
株主優待は、配当金とは別物です。配当金が貰えてさらに株主優待も貰える企業があります。
株主優待とは、企業の株を持ってる人に対し、企業の
- サービスが受けれる
- 商品が安く買える
- 飲食店のサービス券が貰える
などがあります。
例えば、マックや吉野家などの飲食店の場合は、指定された商品の無料券が配られるため、サラリーマンにとって人気が高くなっています。
ちなみにマックの配当金は1年に1回配られます。
配当金は1株30円なので、100株持っていると税引き前で3000円貰うことができ、株主優待と配当金で2度おいしいです。
イオンの株主優待は、イオンラウンジが使える他に、イオンで半年間買い物した金額の2%が現金でキャッシュバックするという事もしています。
普段の買い物をイオンでする人は、かなりおススメの優待となっています。
航空会社のANAの株主優待は、飛行機代が半額になるというものです。
旅行をする時に飛行機を乗る人に人気がある株主優待です。
期間内に旅行に行く予定がない人は、金券ショップで現金に換えることもできます。
タイミングにもよりますが、4000円くらいで買い取ってもらえます。
株主優待は、企業によって内容が違いますので、目的の株主優待を探して株を買うことをおすすめします。
企業の経営方針に参加ができる。
あまりメリットとは感じないかもしれませんが、説明しておきます。
企業が行う株主総会というものがあります。
どっかの会場を貸りて企業の売り上げや、今後の方針などを株主に説明することです。
企業の株を持っていれば、人事のや経営方針に投票をすることができたりします。
株主総会に参加しなくても、郵送で参加する方法もあります。
興味がある人は参加してもいいと思いますが、参加したからといってお金が貰えるわけではありません。
株式投資のデメリット
メリットがあればデメリットがあります。
自分のお金を守るために株式投資をするのですから、きちんとデメリットが分かってないといけません。
リスクが分からないで始めるのはギャンブルをやるのと同じなので絶対にダメです。
売却益で損失が出る
メリットでも説明した内容の裏返しで、買った値段よりも下がった場合は損をすることがあります。
どんなに優秀なトレーダーでも、負けたことがない人はいません。
リスクをしっかりと管理することができないと、株式投資ではお金が減ってしまいます。
せっかくお金を貯めようと思ってたのに減ってしまっては元も子もありませんから。
- ◯◯さんが上がるといったから買う
- これ以上、下がらないに決まってる!!
等、株式投資に絶対はありません。
他人の意見を参考にすることはいいですが、信じ切るのはNGです。
私が初心者の時は、ツイッターやYouTubeで有名な人のおすすめを買ったりしてましたが、結果的に下がることが多かったです。
日中に働いてる人は、仕事中に株価が見れないため、短期より中長期目線で株を買うことをおすすめします。
そこで高くなってきたと思えば指値注文をして売ればいい話ですので、基本は中長期!!
初期投資が高い
株に限らずですが、投資でお金を増やそうと思ったら、初期投資である程度のお金が必要です。
最低でも数万円は必要です。
最低購入価格が50万円くらいする銘柄もあれば、100万円以上の銘柄もあります。
全くお金がない状態だと始めることができません。
しかし、証券口座(銀行口座とは別)を開くだけならお金はかかりませんし、維持するのにもお金は必要ありません。
株式投資が気になる人は、どっかの証券口座を開設して取引のイメージをするのもいいと思います。
何か行動しないと、いつになってもお金を増やせないですからね。
私は、定番の証券会社楽天証券とSBI証券の口座を開設しています。
売買が成立しないことがある
株式投資は、「売りたい人」と「買いたい人」がいないと成立しません。
「売りたい!!」って思った時に、「買いたい!!」って思う人がいないといけません。
つまり、「売りたい」のに「買いたい人」がいないと希望の金額で売ることができないということです。
これを避けるためには、マイナーな株で売買しないことに限ります。
マイナーな株はギャンブル要素が高くなるのでそもそもおすすめできません!!
売買できる時間帯が決まっている
株式投資は、東証などの証券取引所が開いてる時間でしか取引はできません(SBI証券の場合はTPSという制度があり、それ以外でも一応取引可能ですが、取引の数は極少数)
東証が開いてる時間は、午前9:00~11:30(前場)と12:30~15:00(後場)の合計5時間です。
その時間以外にめちゃくちゃ悪いニュースがでると、翌日は「売りたい人」が増えて売ろうとしても「買いたい人」がおらず価格がつかないストップ安ということになります。
売れたとしても、前日より一気に価格が下がってしまいます。
逆にいいニュースがあれば一気に価格が上がることもありますが、資産を守る観点から言えば、下がる可能性がある分デメリットだと思います。
人によっては、時間が限られてる方がメリット度という人もいるので一概には言えません。一長一短ですね。
まとめ
株式投資を始めようと思ってる人は、始める前にメリットとデメリットを理解してから始めて下さい。
1つ言えることは、安全な運用で資産が大量に増えることはありません。
投資にはローリスクローリターン、ハイリスクハイリターンがあり、すべて自己責任です。
私は、脱サラを目指しているので多少のリスクをとる必要がありますが、ギャンブル要素で増やすことはしません。
リスクとギャンブルは全く違います。
個人的には、株式投資にはデメリットもありますがそれ以上にメリットの方が大きいと思うのでおすすめです。
楽天証券なら楽天ポイントで、SBI証券ならTポイントで投資することができるので、そこから始めるのもいいかもしれません。
ポイントで買えない分は自分のお金が必要です。
興味がある人はまずは口座開設をして、取引に触れてみましょう。
テントウ♂