雑記

部下が「コミュニケーション能力が低い」時の対処法とは

この記事は、私が高卒の部下を持つにあたり、価値観の違いなどをもとにどういう感じで仕事を教えていけばいいかを、いろんなテーマをもとに考えています。

今回は、部下のコミュニケーション能力が低いことについて考えていきたいと思います。

当然ですが、個人差があるので参考程度に読んで頂ければ嬉しいし、読んでくれる人の参考になるように、私の体験談を交えながら書いていきます。

結論

コミュニケーション能力を高めるには、経験値を増やしていくしかない。

経験値が増えれば自信がつき、自然とコミュニケーション能力が高くなる!!

最後はじっくり待つ!!

さあ、いろんな価値観の人と話しましょう!!

コミュニケーション能力が低い原因

今の若者のコミュニケーションや会話スキルが低い原因を考えていきます。

原因が分からないと今後の改善の余地がありません。

そして、原因については個人の育った環境の影響が大きいので、コミュニケーション能力が低い部下を持つ人は、その辺を把握してから考えていく必要があります。

私の考えは、「人は生まれながらにコミュニケーション能力が低い人はいない」という前提で話していきます。

私がそう思う理由は、赤ちゃんの時はみんなコミュニケーションをとろうとするからです。

育っていく過程で、何かの原因がありコミュニケーション能力の成長が止まると考えています。

人見知りについても、友達や親とは仲良く話せるなら、他人も同じように話せるはずです。

いろんな意見があると思いますし、間違ってるかもしれないですが、そう思わないと部下を育てるときに相手を納得する説明がつかない気がするので、この考え方を元に話していきます。

自分で「人と話すのが苦手」だと思っている

大体の人はこのパターンだと思うので、このテーマを掘り下げていきます。

結論は、自分の中でコミュニケーション能力が低いと思い込んでるだけにすぎません。

そう思うことになった原因があるはずです。

例えば、

  • 家族内での会話が少なかった
  • 友人と遊ぶ機会が少なかった
  • 誰かに性格を否定されるようなことを言われた

このような原因が考えられます。

この原因が分からないのに、改善策を考えても意味がありません。

家族内での会話が少ない

本人の育った環境をしっかりと把握して下さい。

例えば、「兄弟がいない」「親が一人しかいない」「小さいときから共働きで、一人の時間が長かった」等がコミュニケーション能力が低い原因だったりします。

家庭環境については、それぞれの家でいろんな原因があると思うので良い悪いを言うつもりはありません。

しかし、結果的に将来コミュニケーション能力が低い人が育つ可能性が高いのです。

根拠はありませんが、私の仕事柄いろんな人と接する機会があり、そこで肌感覚で感じています。

育ってきた環境は変えることができないので、どうすることもできないのですが、把握していれば、教える方も「仕方ないか」と思えるので精神的に楽です。

原因も分からずに、「なんで?なんで?」と考えると、逆に教える方が精神的に疲れてきますし、結果的に部下との関係もギスギスしてくるので良いことがないです。

こういう部下は経験値が足りないだけなので、いろんな人と接する環境においてあげて下さい。

ただし上司としてできることは、ほったらかしにするのではなく、なるべく一緒にいて安心させたり、自信が持てるようなサポートが必要です。

友人と遊ぶ機会が少なかった

やはり、同年代の人と話すというのはかなり大事です。

近所の年上や年下の友達と遊ぶことで、小さな社会にはいることになります。

そこで人との接し方を学ぶと、自然とコミュニケーション能力が高くなっていきます。

一人っ子で友人と遊ばない子供の場合は、コミュニティが「家族」しかありませんので、コミュニケーション能力が低いです。単純に経験値が増えていきませんし、家族は「社会」ではないですから。

友達と遊ぶと、友達の友達とかと話すことになるので、どんどん人と接する回数が増えていき、経験値がどんどん増えていきます。

大人とばかり話している子供は、ほかの子供より大人っぽい考え方をするようになることはあっても、コミュニケーション能力が高いわけではないのです。

やはり同年代の人と話すことで、いろんな性格の人と接したり、いろんな考え方を知ったりすることで、コミュニケーション能力が上がっていきます。

こういう部下の場合は、経験値を増やすことが一番大事です。

職場やプライベートで、とにかく人と接することを勧めて下さい。

飲み会や同期と食事に行かせるのでもいいです。自分から誘うのが苦手そうなら、先輩や上司から誘ってあげて下さい。

プライベートで話をすると、共通の話などで盛り上がるかもしれませんし、お互いの距離も縮まると思います。

若者は適応能力が高いので、自信がつけばあっという間にコミュニケーション能力も高くなっていくでしょう。

誰かに悪気なく性格を否定されるようなことを言われた

「生まれつきの人見知りはいない」という言葉を聞いたことがあります。

どう意味かというと、人は成長していく段階で

  • 親から「この子人見知りなの」と言われたり
  • 相手から「声小さいね」と言われたり
  • 上司から「何が言いたいのかわからない」と言われたり

したことで、自分で「私は人見知りなんだ」「私は説明が下手なんだ」等と思い込むようになるそうです。

その結果として、相手とコミュニケーションをとる回数が減っていき、能力が上がっていかないということになります。

こういう部下の場合は、相手が変わるまでじっと待ってあげることが重要です。

ただ待っているだけでは、効果がありませんので初めにやることは信頼関係を作ることです。

自信をつけるということは他の問題と変わりませんが、過去のコンプレックスがある人に対して、強引に行動させることはやってはいけません。

過去の経験が邪魔をして、自分に自信が無くなっているので他人と対等に話をするまでに時間がかかるだけなんです。

自分を認めてもらうことで自信がつくので、行動も変わっていきます。

時間はかかかるかるタイプですが、自信をつけてあげるのが上司の役目だと思います。

相手が自ら行動できるように、とにかく承認してあげて下さい。

誉めるだけではダメ!!成功も失敗も認めてあげて下さい。

部下の場合

私の部下は、コミュニケーション能力が高いほうではありませんが、人と話すのができないということもありません。ごくごく普通です。

しかし、初対面の人と話すと緊張するようで、私が近くにいないと言葉が出てこないときがあります。

私はそんなに気になりませんでしたが、本人は初対面の人と話ができないことをかなり気にしてるようです。

そこで私は、部下がなぜ初対面の人に対して緊張するのか調べてみることにしました。

家族については、兄弟もいるし、社会人になっても親と連絡を取るような家庭なので、会話をして育ったと思います。

休みの日の話を聞くと、友達とご飯を食べに行ったり、共通の趣味を持ってる友達と遊んでるようです。

なので、友達がいなくてコミュニケーション能力が育たなかったわけではなさそうです。

そうなってくると、最後の「誰かに悪気なく言われた言葉」があるから自信が持てないんだと判断しました。

そこで、まず初めに教えたことは、「普段のまま話せばいい、社会人だからと言って変に固くなる必要はない」「失敗はカバーするから全力で取り組むこと」を話しました。

すると部下は、「失敗してもいいんだ」という気になったようで、積極的に仕事に取り組むようになっていき、結果的に初対面の人と普通に話せるようになっていきました。

私は、心理学を専門にやっていたわけでもなければ、人を育てることを得意としているわけではありません。

なので、部下についても言葉をかけてからすぐに行動ができるようになったわけではありません。

おそらく部下の気持ちは「本当に責任取ってくれるかな」「いいことばかり言ってるだけじゃないのかな」と思っていたと思います。

なので私は、信頼関係を作るために相手の期待を裏切らないようにすることを、最優先に考え行動してました。

その結果として、以前よりも少し積極的になったのではないかと思います。

まだまだ未熟な若者と上司ではあるけど、お互いスキルを磨きあって成長していける関係を目指しています。

まとめ

今回は、コミュニケーションをとるのが苦手な部下について、私の体験談を交えて考え方を話しました。

コミュニケーション能力が低い原因として、

  • 家族内での会話が少ない
  • 友人と遊ぶ機会が少なかった
  • 誰かに性格を否定されるようなことを言われた

が考えられます。

その対策は、

  • 経験値を増やすこと
  • 時間をかけて見守ること
  • 安心感を与えること

である程度解決できるかと思います。

私と未成年の部下のと成長記はまだまだ続くので、感じたことを記事にしていこうと思います。

同じような境遇の人の為が参考になればいいと思います。

テントウ♂

ABOUT ME
テントウ♂
テントウ♂
こんにちはテントウ♂です。 日々の思い出をブログに書いて、【①わかりやすい②少し面白い③嘘を書かない」を発信することが目的です。1日1記事を目標にあげていきます。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください